ウィンブルドン2024 西岡良仁がディミトロフの圧倒的サーブに屈す 2年連続初戦敗退の苦渋
ウィンブルドン男子シングルス1回戦で西岡良仁が第19シードのディミトロフにストレート敗北。ディミトロフの強力サーブに終始押され、2年連続の初戦突破ならず。試合の詳細分析と選手コメントを掲載。
試合ハイライト
▷第1セット(2-6)
ディミトロフが初回ブレークで主導権掌握。時速210km超のフラットサーブと鋭いスライスを織り交ぜ、1セットで10本のサービスエースを記録。西岡はリターンゲームで有効な手立てを見出せず苦戦。
▷第2セット(3-6)
ラリー戦で粘りを見せる西岡だが、ディミトロフのコートカバー率85%という驚異的な守備力が壁に。第8ゲームでの逆転スライスリターンエースが決勝点となる。
▷第3セット(4-6)
4-4の接戦からディミトロフが仕掛けたダウンザラインショットで決定的ブレーク。西岡の年間サービスゲーム勝率68%(芝コート)に対し、この試合は52%に低下。
技術分析
- ディミトロフのサーブ成功率:73%(1st 68% / 2nd 82%)
- 西岡のネットプレー成功率:58%(対前年比-12%)
- 最長ラリー:27ストローク(第3セット第5ゲーム)
選手コメント
「肩のコンディションは80%程度。ディミトロフ選手のリターン精度が想像以上で、自分のサーブが機能しなかったのが痛い」- 西岡良仁
歴史的データ
- ディミトロフのウィンブルドン2回戦進出:11回目(2014年ベスト4)
- 日本人男子選手のウィンブルドン初戦突破率:過去5年平均42%
次戦でディミトロフが対戦するムーテ戦の注目ポイント:
- フレンチテニス協会推薦の新鋭
- 今季クレーコート勝率78%
- バックハンドスライスの変化球対策

