大関・琴櫻の2025年大相撲苦戦分析:スタミナ不足と古傷の影響

2025年の大相撲で苦戦を続ける大関・琴櫻の現状と原因を分析。スタミナ不足と古傷が影響している可能性について詳しく解説。

琴櫻の2025年大相撲における苦戦

2025年の大相撲は、初場所後に豊昇龍、夏場所後に大の里と立て続けに新たな横綱が誕生し、ファンの期待に応える活躍を見せています。しかし、その一方で、大関・琴櫻は思わぬ苦境に陥っています。

昨年の琴櫻は、秋場所を除く5場所で2ケタ以上の白星をマークし、6場所計66勝で年間最多勝に輝きました。また、九州場所では豊昇龍との千秋楽相星決戦を制し、14勝1敗で悲願の初優勝を果たすなど、2024年で最も強かった力士と呼んで差し支えないほど活躍していました。

しかし、2025年は綱取りをかけて臨んだ初場所でまさかの5勝10敗に終わり、次場所も負け越しなら大関の座を失うカド番に転落。続く春場所、夏場所もギリギリ勝ち越しの8勝に終わりました。前半3場所は45番で21勝24敗、勝率は.467と、昨年の面影はほとんど失われている状況です。

スタミナ不足の課題

琴櫻の前半3場所を見ると、初日から中日までは計13勝11敗と勝ち越した一方、9日目から千秋楽は計8勝13敗と負け越し。どの場所でも2連敗以上を喫して千秋楽を終えており、スタミナ不足が喫緊の課題として浮き彫りとなっています。初場所中の報道では、日本相撲協会の八角理事長(元横綱・北勝海)が稽古不足を指摘したことが伝えられていますが、これもスタミナ不足の一因となっている可能性は少なくなさそうです。

古傷の影響

琴櫻は2021年秋場所中に「左膝内側側副靭帯損傷、左膝内側半月板損傷」という大怪我に見舞われ途中休場を強いられており、現在は左膝をテーピングで固めた状態で土俵に上がっています。翌場所からは現在まで故障休場はしていませんが、相手への圧力が失われている現状を見ると、古傷が相撲に影響している可能性もゼロではないかもしれません。

今後の展望

琴櫻がこの苦境を乗り越えるためには、スタミナの強化と古傷の影響を最小限に抑えることが重要です。今後の場所での活躍に期待がかかります。

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