朝紅龍、幕内初の勝ち越し!絶体絶命から執念の白星で進化を証明

朝紅龍が幕内3場所目で初めての勝ち越しを決め、絶体絶命の体勢から執念の白星をつかみ取りました。

朝紅龍、幕内初の勝ち越しを達成

2025年5月21日、東京・両国国技館で開催された大相撲夏場所11日目において、西前頭17枚目の朝紅龍(26=高砂部屋)が狼雅(26=二子山部屋)を破り、8勝目を挙げました。これにより、幕内3場所目で初めての勝ち越しを決めました。

苦しい展開からの逆転勝利

自身より30キロ以上大きな相手に右四つで胸が合う苦しい展開の中、朝紅龍は土俵際に詰まりながらも、なんとかしのいで頭をつけ、左からの強烈な小手投げで転がしました。

「あれは負けパターンですよね。よう残ったっすよ。絶対負けると思った。うれしいけど本当たまたまです」と、朝紅龍は絶体絶命の体勢から執念で白星をつかみ取り、「意地で無理矢理勝った」と幕内初勝ち越しをかみしめました。

過去の苦戦を乗り越えて

新入幕だった昨年九州場所は6勝9敗、十両転落から1場所で返り咲いた先場所も再び6勝止まりと、悔しい結果が続いていました。十両時代から序盤好調で終盤に失速するパターンが多く、今場所も4勝1敗とした5日目の取組後に「ここからいつもアレなので…」と話していました。

しかし、今場所は好調を持続させ、11日目に早くも勝ち越しを決めました。「ちょっとの差だと思っていた。出稽古で強い人とやって不安をなくしてきた」と、進化の要因を明かしました。

充実の稽古で自信をつける

場所前には、日体大相撲部同期の幕内・欧勝馬(28)に誘われて鳴戸部屋へ出向いたり、小結・若隆景(30)らがいる荒汐部屋へも出稽古を行い、充実の稽古でつけた自信が結果につながりました。

大関・大の里との再戦を夢見る

日体大の2年後輩にあたる大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が11戦全勝で優勝争いの首位を独走しています。幕下時代には大の里のデビュー戦も含め2度勝っていますが、「強いっすよ…次元が違うんで」と現在の実力差を素直に認めている様子。「自分は焦らずちょっとずつ上がってきたので。いつかたどり着けたらと思います」と、幕内上位での再戦を夢見ています。

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