パオリーニ、クデルメトワとの激闘を制しシフィオンテクとの因縁対決へ シンシナティ・オープン決勝戦「新たな歴史を刻む覚悟」
イタリアの第7シード・パオリーニが3セットの死闘を制し、シンシナティ・オープン決勝進出。過去5戦全敗の強敵シフィオンテクとの因縁対決で雪辱なるか。熱戦の全容と選手の決意に迫る。
劇的準決勝の軌跡
ジャスミン・パオリーニ(イタリア/世界ランク8位)は3時間に及ぶ熱戦の末、ベロニカ・クデルメトワ(ロシア)を6-3 6-7(2) 6-3で下し、今季2度目の決勝進出を果たした。第1セットを流れに乗って奪取するも、第2セット5-3からの逆転許す波乱の展開に、会場は緊迫した空気に包まれた。
決定的瞬間
- 第3セット4-2:クデルメトワが3つのブレークポイントを獲得
- パオリーニの鋼のメンタル:計12本のエースでピンチを突破
- 勝負所の統計:ネットプレイ成功率78%が決勝点
シフィオンテクとの因縁
決勝で待ち受けるのは、イガ・シフィオンテク(ポーランド/世界ランク3位)。2024年全仏オープン決勝を含む5連勝中で、パオリーニは「彼女の守備範囲とサービスリターンの精度が最大の課題」と分析。過去対戦時のデータ比較では、シフィオンテクがリターンゲーム獲得率62%で圧倒。
戦略の鍵
- サーブの多様性強化(スライス比率35%→50%目標)
- ベースラインでのラリー主導権争い
- ネット前への積極的な前進戦術
選手コメント
「3セット目は自分史上最高の集中力を発揮できた」とパオリーニ。現地時間19日20時開始の決勝戦に向け「新しい戦術パターンを準備中。この会場のエネルギーが背中を押してくれる」と意気込みを語った。
注目のスタッツ
| カテゴリー | パオリーニ | シフィオンテク |
|---|---|---|
| エース数 | 42(大会3位) | 38 |
| ブレーク成功率 | 58% | 67% |
| ネットプレイ | 82回(成功率71%) | 65回 |

