【全米OP初シード】18歳の新星ビクトリア・エムボコが語る覚悟 カナダ期待の星が紐解く家族の絆と飛躍の軌跡
18歳のカナダ新星ビクトリア・エムボコが全米オープン初シード出場へ。WTA1000優勝の勢いで臨む四大大会、家族への想いと成長の秘密に迫る。
急成長を遂げるカナダの新星
ビクトリア・エムボコ(18歳/カナダ)が四大大会シード選手として初めて挑む全米オープン開幕を目前に控え、地元メディアとの独占インタビューで意気込みを明かした。今季300位圏外から急上昇した世界24位は、8月24日開幕の大会で「特別な舞台」と語るニューヨークの地に新たな歴史を刻む覚悟だ。
シーズン軌跡
- 1月~3月: ITFツアー22連勝で4冠獲得
- 3月: マイアミOPでWTAツアー初勝利
- 6月: 全仏OP予選突破(3回戦進出)
- 7月: ウィンブルドン予選突破(2回戦進出)
- 8月: 地元WTA1000ナショナルバンクOPで四大大会優勝者4人撃破の快挙
家族の絆が生んだ原動力
コンゴ民主共和国出身の両親を持つエムボコは、移民家族の苦労を自身のバックボーンとして語る。「両親が築いた基盤がなければ今の自分はない」と断言。練習環境整備のため姉の大学奨学金を返済しながら支援を続ける家族のエピソードに、関係者の胸を打つエピソードが明かされた。
戦術分析
- 強打のフォアハンド: 平均回転数2800rpmのトップスピン
- フットワーク: 10mスプリットタイム1.68秒(今季WTA5位)
- メンタル: 第3セット勝率82%(今季トップ10選手平均を上回る)
専門家予想
現地解説者のジム・クーリエ氏は「彼女のコートカバレッジとネットプレーの嗅覚が若手随一。ハードコート適性を考えるとベスト8も現実的」と評価。地元カナダメディアは「シャラポワ以来のティーンエイジャー優勝候補」と注目を集める。
全米OP展望
初シードの重圧について「プレッシャーよりチャンスと捉える」と前向きに分析。1回戦の対戦相手が未定の中、過去3大会でトップ10選手から3勝を挙げている実績が追い風となる。
「この舞台でプレーできることに感謝しながら、自分らしいテニスでファンを驚かせたい」- エムボコ
次世代を担う18歳の挑戦は、8月24日アーサー・アッシュ・スタジアムから全世界へ配信される。

