青学大の至宝が新天地へ

黒田朝日（青学大4年）が2025年春よりGMOインターネットグループに加入することが正式決定。3大駅伝6大会連続出場、区間賞3度の実績を持つ「駅伝男」が、吉田祐也・太田蒼生ら先輩選手が在籍する実業団で新たな飛躍を目指す。

駅伝界を震撼させた軌跡

• 2年次デビュー：出雲駅伝2区で初出場即区間賞
• 箱根伝説：2区で1時間05分44秒の歴代級タイム
• チーム貢献度：平均区間順位1.83位の圧倒的安定感

マラソン転向で開花した才能

2024年大阪マラソンでは初マラソンながら2時間06分05秒の学生新記録（コースミス考慮なら2時間05分台）。原晋監督は「マラソン経験でさらに進化した」と絶賛。6月の日本学生対校選手権1万mでは28分09秒18の日本人トップ3位入賞を果たした。

2025年シーズンへの布石

現在は8月の夏合宿に向け調整中。主将として「箱根三連覇」に全てを懸ける覚悟だ。GMOでは原監督がエキデン・ダイレクターを務めるなど環境面でも好条件が整い、2027年世界陸上パリ大会出場を視野に走り続ける。

競技一家の血脈

• 父・将由氏：法大「オレンジエクスプレス」の一員
• 弟・然：青学大2年で急成長中
• 妹・六花：仙台育英高で長距離有望株

身体データ：166cm/50kg 自己ベスト：

• マラソン：2:06:05
• ハーフ：1:01:39
• 10000m：27:49.60