【卓球新世代】松島美空がホカバ5連覇で兄の系譜継承へ 姉妹優勝が示す日本卓球の明るい未来
松島美空が全日本ホカバ大会で前人未到の5連覇を達成。兄・輝空からのメンタルアドバイスを糧に進化を遂げた小学6年生の軌跡と、妹・愛空との姉妹優勝が描く次世代卓球界の可能性を徹底解説。
圧倒的5連覇の軌跡
7月27日に幕を閉じた全日本卓球選手権ホープス・カブ・バンビ(ホカバ)大会で、京都代表・松島美空(田阪卓研)がホープス女子シングルス部門で前人未到の5連覇を達成。卓球関係者が「ジュニア版グランドスラム」と称するこの大会で、福原愛・張本智和・松島輝空ら歴代チャンピオンに続く快挙を成し遂げた。
進化の原動力
- メンタル改革: 「1点失っても動揺しない」と語る精神面の成長
- 身体能力の飛躍: 152cmに達した身長を活かしたパワープレイ
- 実戦経験の蓄積: Tリーグ参戦で培った対戦分析能力
輝空からの金言
「『全員がお前を狙ってくる。でも焦る必要はない』という兄の言葉が支えに」と美空。世界ランク15位の兄・輝空が直伝したプレッシャー管理術が、決勝戦の接戦を制する鍵となった。
技術分析
| 項目 | 進化内容 |
|---|---|
| フォアハンド | 回転量20%増(最新計測データ) |
| サービス | 5種類の変化球を習得 |
| フットワーク | コートカバー率85%→92%に向上 |
姉妹優勝の衝撃
妹・愛空がカブ女子で優勝し、史上初の姉妹同時制覇を達成。卓球一家の血統がさらに濃厚に。張本美和(17)より5歳年下の美空が牽引する「2008年組」の台頭は、パリ五輪後の日本女子卓球を担う新戦力として期待を集める。
世界への布石
国際卓球連盟(ITTF)ジュニアランキング専門家は「美空選手のスマッシュ速度は同年代世界トップレベル。今後は海外遠征で多様な戦型への対応力を磨くべき」と指摘。2026年ユースオリンピック出場を視野に、強化プログラムが急ピッチで進む。

