【神戸】エリキ劇的ヘディングで5戦無敗継続! 堅守ヴィッセルが広島撃破で3位躍進
ヴィッセル神戸がホームでサンフレッチェ広島を1-0で撃破。エリキの決勝ヘディングで5戦無敗を達成し、リーグ3位に浮上した。湿度の高い過酷な条件でも堅守を貫いた神戸の戦術分析。
熱戦の決着点
後半21分、左サイドでボールを受けた宮代大聖が巧みなキープから逆サイドへ展開。佐々木大樹が正確なクロスを中央に送り込み、飛び込んだエリキが力強いヘディングで決勝点を叩き出した。このシーンは神戸のサイドチェンジ戦術が冴え渡った典型例となった。
広島の反撃
26分には中村草太が左サイドから鋭いミドルシュートを放つも、わずかに枠を外れる。終盤にはヴァレール・ジェルマンのヘディングが前川黛也の好セーブに阻まれるなど、攻守の攻防が白熱した。
戦術の妙
湿度80%超の過酷な環境下、神戸は38分に5バックシステムに切り替えを敢行。大迫勇也らベテラン陣の経験を活かしたゲームコントロールで、今季2度目となる連続クリーンシートを達成した。
監督コメント
吉田孝行監督は「選手の集中力が光った勝利。特にDF陣の連携は今季最高の出来」と称賛。一方、広島のスキベ監督は「決定力不足が痛い。シュート精度の改善が必要」と分析した。
順位表の行方
この勝利で神戸は勝ち点10で3位に浮上。首位・鹿島との差4ポイントとし、今季初の優勝争いへ存在感をアピールした。

